伝統的な方法で小麦粉ができるまで

-5製粉- 人の力による収穫、動物の力による脱穀、風の力による選別、そして最後は水の力による製粉です。これが今でも生活として残っています。 (1収穫→2脱穀→3風選→4選別→”5製粉”) 9月にも紹介した水車(ラダック語 …

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伝統的な方法で小麦粉ができるまで

-3風選- ヤクによる脱穀が終わると、小麦ともみ殻が混ざった状態になります。いわゆる玄麦の状態です。それを分ける技の1つが風選です。ラダック語ではオンセ、農家さんとしては唐箕と言う方が馴染みがあるかと思います。 (1収穫 …

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伝統的な方法で小麦粉ができるまで

-2脱穀- 日本でヤクという動物を見かけるのは、洋服の品質表示ぐらいかもしれません。なので、肌触りぐらいは馴染みがあると思います。 インド・ラダックでは 収穫した麦はヤクを使って、脱穀していきます。 (1収穫→”2脱穀” …

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伝統的な方法で小麦粉ができるまで-1収穫-

インド•ラダックの伝統的なやり方で、小麦粉になるまでを紹介したいと思います。まずは収穫です。(1収穫→2脱穀→3風選→4選別→5製粉) ホームステイ先では大麦を育てていましたが、訪れた9月には無事に収穫を終えていました。 …

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路地裏の麦

東京の実家の路地裏に、スペルト小麦とライ麦の種を蒔きました。トトロにでてくるメイちゃんのように、芽が出ない、芽が出ないと思っていました。2週間ぶりに東京に行くと、発芽してくれてました。 仮に、東京を全部壊して、みんなで力 …

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パン

尼さんのカンビール

インドのラダック人たちの多くはチベット仏教を信仰しています。信仰心の高い彼らの中には出家する人も珍しくありません。 ホームステイ先の娘さんの1人が出家をされて、尼さんになった方がいました。彼女がゴンパ(チベット仏教の寺院 …

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ローカルトイレ

夜、痒みで目を覚ましました。あてがわれたマットレスに棲息する目に見えない虫たちに全身を刺されていきます。50箇所はゆうに超えました。 思えば、パン作りは人の目で認識できない小さな菌たちの手を借りてできます。人の目に見えな …

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現代の話

2023年9月ラダックのザンスカール地方のある村にアバレ(お父さん)とアマレ(お母さん)が住んでいました。アバレはロバと草刈りに、アマレは山羊の乳搾りにいきました。 草は冬の家畜たちのエサに、山羊のミルクは発酵させてヨー …

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やぎとひつじ

4100mの村に着いた夕方、山羊と羊を迎えに行くというので、ついていきました。富士山と東京スカイツリーを足した高さだからなのか、71歳のアバレ(お父さん)についていくのも一苦労です。 5分ほど歩き、村人たちが集まってきま …

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