さらば、未来のエンジニア

■若者
3月10日、広島パン屋に浜松から22歳の若者がやってきました。名をシュンスケといいます。大学で工学を専攻、今月からは修士課程に入ります。
1年前、広島パン屋で研修するはずでしたが、コロナの影響により叶わなかった。今回は3週間という短い期間、一緒に研修することになりました。

■新たな視点
彼は静岡県浜松市にあるラトリエ テンポさんで1年半ほど働いていたので、僕よりも経験があります。

そんな経験者の彼にパン作りのこと、成形方法など丁寧に教えてもらいました。「どこの指を使って」「角度はこれぐらい」など理系的な教え方。僕はとてもラッキーです。師匠とは教え方が違ったので、とても参考になりました。

■記録
彼がいた3週間は本当に忙しかったです。
我ら先輩研修生のお店、江田島にあるsouda panさんへ遊びに行きました。
そして尾道、西条、竹原の街を探索。
市内のhanawineさん、ポルコさん、むしやしないさん、あさ菜ゆう菜さん、ケララ食堂さん、渓さん、coinさん、あかいはりねずみさん、そらやさん、ウルルさん、ホームラン食堂さんで、美味しいものを飲み食いしました。
また、ご縁あって酵素風呂にも行きました。酵素風呂のオーナーに動物占いをしてもらい、お互い「オオカミ」だということが判明しました。「ウルフベーカリー」にしなさいとアドバイス頂き、「テンパーニュ」よりも内心カッコいいなと思いました。

■未来へのベクトル
彼の目標は良きエンジニアになることです。
将来、彼自身の故郷で、自給自足的なエンジニアをしているかもしれないし、宇宙空間でパンを捏ねているかもしれない。もしくは全く別の未来かもしれない。

お互いパンよりも師匠の生き方に惹かれて集まりした。彼はそのベクトルと「エンジニア」というベクトルを合成して未来を切り開いていくと思います。

僕もその師匠的生き方ベクトルと、今まで経験した「旅」&「アウトドア」&「オーガニックコットン」という別のベクトルを合成して自分らしい未来を描いていく。

■17と18
3週間、優秀な弟ができたようで、楽しく過ごせました。そして彼が17代研修生に、僕が18代研修生と繰り下がるのでした。

節約生活してたのに、本当に散財したなー。
この場を借りて、御礼申し上げます。
良い刺激をありがとう、シュンスケくん!
次は浜松で。