「北斗の拳」サウザー登場

分割が難しくなった。

先月からレシピが変わった。レシピってこんな簡単に変えるものなのかと驚く。
それにより、生地のベタつきがレベルアップし、分割が難しくなった。上手くできないもどかしさ。そして師匠からは生地への愛が足りないと言われる始末。
そこで今回の課題図書は『北斗の拳』です。

■北斗の拳
核戦争後の世界を舞台に、主人公ケンシロウが悪を倒していく物語。「お前はもう死んでいる」の決め台詞が有名です。その中でケンシロウの敵役として登場する、サウザーから愛を学びます。

■サウザーの名言
南斗鳳凰拳の継承者であるサウザー。聖帝十字陵という巨大なピラミッドでの場面で、下記のようなセリフがある。

「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!! 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!」
(この内容が中学2年生の道徳の教科書にも出てくるとのこと)

ここから学べることは?

■生地はデリケート
生地は優しく扱わないといけない。なぜなら下手な切り方(ビローンと伸びるような)をすると、せっかく発酵して出来た気泡がつぶれ、グルテンが破れてしまう。国産小麦かつルヴァン種はとてもデリケートです。

この生地をどのように扱えば、上手に分割できるだろうか。理解出来ずに苦しい。苦しいと感じるなら、少しは愛を理解できているのだろうか?

地球46億年の中で偶然生まれた小麦。それを有史以前から人が繋いだ。それを現代の農家さんたちが育て、未来へと繋いでいく。そのことを深く脳に刻みたい。

昨日の分割でもグルテンが切れてしまい、上手くいかないものもあった。

「生地はもう死んでいる」
ケンシロウならきっとそう言うだろう。