中山青年に初めてお会いしたのは、広島パン修行中の2月でした。先輩研修生で、今は薪火野というパン屋さんをされています。
初めて見る小麦畑。青年は耕作放棄地にスペルト小麦(古代小麦)を自ら植え、育てていました。今は出穂の時期です。
また別の場所で、荒地を開拓するための草刈りを手伝いました。そして師匠とは違うパン作り。色々と見せて頂きました。
自由すぎる青年の働き方に、肩の力が少し抜けた気がします。
青年の友人の言葉が頭の中で反芻しています。
「東京は時代遅れだよ」
頭で理解していたつもりでも、人から言われると少し複雑な気持ちです。吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」が流れていた時代からずいぶんと時間が経ちました。
最後、僕の勘違いで、遠くの駅まで車を飛ばしてくれてありがとう。
@makibino_