修行

ロックな般若心経

ご縁ありまして、もう一度滝行をしてきました。前回は呼吸が苦しくなりました。なので、今回はそうならないように、次のことを意識しました。

•鼻呼吸をして、吸うことよりも”はくこと”に意識する
•滝は肩か首に受けて、慣れてきたら頭で受ける
•手は丹田辺りに置くと、自然と肩が下がり、呼吸が楽になる

前回よりも水温が高いこともあり、穏やかに滝に入ることができました。近しい人の幸せをイメージしてみました。終わった後、寒さは残りましたが、清々しい気持ちになりました。

山伏の“うけたまわる”精神へと1歩でも近づくことができたでしょうか。広島でのパン修行も残り3週間です。

◆角大師とキナリ

滝行のベテランの方々を見て、衣類に意味があるように思えた。正装という言葉もありますし、それぞれの思いが現れていると感じました。
今日は和尚さんも来られていました。コロナ祈祷のため、”角大師”をご自身で描いたそうです。

僕は5年ほどオーガニックコットンに携わってました。自然のままの色である”キナリ”が滝行するのに1番良い気がしました。今回はそのシャツを身に纏いました。

僕が作るパンの材料もオーガニック、無農薬、地元産など、僕自身にとって心地良いものを使っていきたいと思います。それを改めて感じさせてくれた滝行でした。

◆ロック

滝行の前に、般若心経を唱えます。今までは全く興味がありませんでした。でも今は、深く考えずに、音を楽しめばいいのかなと思うようになりました。
理由は、昔の人が般若心経を唱えるのは、現代の人がコンサートや空の下の音楽フェスに行くことに似ているように感じます。般若心経はロックだと言う人もいるそうです。
意味は理解していないので、僕にとっては洋楽に近いかもしれません。

パンの修行もラジオや音楽を聴きながらしています。今のところ”般若心経”は聴いてませんが、より焦らずに仕事ができるかもしれません。