熱さを学ぶ -スクールウォーズ-

今回の裏山探検隊は高城山、蓮華寺山を走っていた。今この瞬間の山に集中しつつ、気付けば脳内でパン修行の反省会をしていた。

スクールウォーズというドラマがあった。師が好きなドラマで、僕に足りないものがここにあるとのこと。

■スクールウォーズとは
高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を、余す所なくドラマ化した物である。

窓ガラスが割れていて、校舎をバイクが走っている映像が流れる。

スクールウォーズという名前は知っていたが、広島に来て初めて観た。

■109対0
初戦、強豪チームに109対0で大敗する。だが、負けた生徒たちはヘラヘラして、とても悔しい様子はない。
それを見た賢治(主人公の先生役)は生徒たちを叱咤激励する。
「悔しくないのか?」
「お前たちはゼロなのか?」

最初はヘラヘラしていた生徒たち。賢治の言葉に動かされ、ついに
「悔しいです」と涙ながらに訴える。

今、僕自身のパン作りも109対0で負けている状況が続く。

■悔しくないのか?
クープが上手く切れなくなった。
正直に書くと、悔しいってなんだろうかと思う。嬉しい、悔しい、怒りという感情が苦手です。小さい頃から感情を表現することが苦手だった。中学生か、高校生からは否定するのではなく、苦手な自分を受け入れられるようになった。そうやって今まで生きてきた。

”悔しくない”→”パン作りでの失敗”。現在、ここの因果関係は本を読んで勉強中です。

事実として、僕の失敗を僕以上に悔しがる師。でも主人公は僕。

「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものが何なのか それがこの胸に分かるまで」
尾崎豊より
学生時代、カラオケでよく歌ったことを思い出した。

■テンパーニュとは
薪窯パン業界において全く無名の弱きオーナーが、荒んだ心の中から健全な精神を培い、わずかな年月で独り立ちを成し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を、余す所なくドキュメンタリー化した物である。