4100mの辺境の村

ラダック・ザンスカール地方の中心地から車をチャーターして、奥地の村にやってきました。
悪路が辛いなと思いながらも、数年前まで車では行けなかった村です。道ができたことを感謝すべきなのか、旅人という部外者目線で、変わってしまうだろう村のことを憂うべきなのか複雑な心境です。

ついに峠から村が見てきてました。しばらく進み、妻が第1村人発見と声を上げました。住所はなく、分かっているのはドムドッドという屋号だけです。車道がない9年前に近くを歩いているはずですが、記憶は蘇りませんでした。それだけ広大なエリアです。

第1村人から2つのストゥーパ(仏塔)の間にある家だよと教えてもらい、やっとホームステイ先に到着しました。

テレビ、洗濯機、エアコン、テレビがなく、上下水のインフラ設備もありません。あるのは伝統的な暮らしとささやかな電気と携帯電話と5Gの大きな電波塔です。

ここでの1週間の生活が始まります。