(まだラダック旅の話は続きます)
9月の中旬のラダック•ザンスカール地方、そろそろ観光シーズンも終わります。レストラン、ホテルの観光客相手のお店は、営業を終了する時期に差し掛かっています。
妻が行きたいというレストランへ向かいました。ラダック料理が続いていたので、違う料理が食べたくなるのは現代人の性かもしれません。着いたのは青空レストランで、若者たちだけで運営をしていました。
メニューの中に、ザンスカールブレックファーストという文字が、目に留まりました。説明書きの中にカンビール(ラダック伝統のパン)とあります。
翌朝、朝食を食べにもう一度訪れることになりました。
朝食は、カンビール、シーバックソーンのジャム、ピーナッツバター、卵、ヨーグルト、コーヒー。安心して食べれる朝食でした。
テンパーニュはパーマをかけた人もそうでない人も分け隔てなく接しています。
働いている若者に話を聞くと、カンビールは近くの村のお母さんから買っているとのことでした。話を続けながら、素敵な若者だと伝わってきました。きっと今、彼はインドの首都デリーの空の下、出稼ぎの仕事をしているのかなと想像しました。