(SECMOL Alternative School)
-Feel The Difference-
インドのラダックに、世界的有名な教育機関があります。最近まで僕も知りませんでした。日本でも話題になったインド映画「きっとうまくいく」を観た人はピンときたかもしれません。この映画の主人公が、セクモル立ち上げ人のモデルとなっています。セクモルの教育はもちろん建物の仕組みがとても面白かったので、一部を紹介させて頂きます。
■教育
太陽に向けられた白、グレー、黒の板が並んでいます。触って違いを感じてみてください。
3つの石が並んでいます。1つを持たされて、この重さはどれくらいだと思いますか?
見学が始まり、上記の問いかけがありました。知識ではなく、感覚を突いた質問です。
また、”3R”ではなく”3H”という、生徒さんが作った言葉を教えてくれました。
■︎3R•••Reading(読み),Writing(書き),Arithmetic(算数)
■︎3H•••Head(頭),Heart(心),Hand(手)
3Rを教えても、ここラダックでは役に立たないと案内人のノルブーさんは教えてくれました。
まるで西洋の教育だねと僕が答えると、案内人のノルブーさんは嬉しそうにうなづいてくれた。
■︎手
僕がパン屋になろうと思ったキッカケの1つが、手に職をつけたいと想いがありました。会社員時代は一日中座って、頭だけを動かしている生活でした。身体と頭の両方を使って仕事をしたい、感性を磨きたい、そんな想いが積もりに積もって、ダムが崩壊するように、パン屋への道へと押し流されていきました。
セクモルでの感性への質問は、僕にパン屋になるキッカケを思い出させてくれました。
■建物
建物の色の意味、窓の位置は太陽を意識して、夏涼しく、冬は暖かくするための工夫です。ちなみにラダックの冬は-20℃にもなるそうです。ビニールハウスでの野菜栽培、ソーラークッカーもあります。
そして建物は自然素材の泥、石、土で作られています。
■︎オルタナティブなパン屋を目指して
セクモルはラダックの中心地のレーから車で30分ほどです。公共機関はなく、タクシーをチャーターしました。往復で、1700円ほど。
着くと、早速とても聞きやすい英語で説明が始まりました。
到着すると、お腹空いてると聞かれ、即答でYESと答えます。中に入ると、学生たちがいて、「幸せの経済学」というラダックのドキュメンタリーが観ていました。それを少し観ながら、ダール(豆カレー)を食べていました。すると、1人の学生が京都の美術に興味があると行って、話かけてきました。京都の美術は詳しくなくて、ごめんなさいという感じでしたが、ラダックx京都の美術が、将来どんなカタチになるのか、楽しみです。
テンパーニュは、ラダックxカンパーニュでどんなカタチを作り出せるんのでしょうか。今は自問自答していますが、オルタナティブなコトを模索していきます。