大学生のとき、友人とカレーを食べることが多かったです。食堂はサークル席など縄張りがありました。僕らは上手く馴染めず、外のベンチへと導かれていきました。
そのカレーの名は「おかあさんカレー」です。商品名だったのか、僕らが名付けたのか忘れてしまいましたが、チープな味が僕らのお気に入りでした。
広島の修行中、師匠のおかあさんが朝食を作ってくれます。週に1回のカレーです。(最近、頻度は減っています)
朝食はドリアンチーム、みんなで食べます。カレーは”食べるのか”、”飲むのか”の議論は平行線を保ったままですが、前日に圧力鍋で作ってくれるカレーは美味しいです。
カレーなる結末
スプーンで綺麗にカレーを食べ終えて、何かが物足りない。
最初はスケッパーで綺麗にしたい衝動に駆られました。ですが、すぐにパンで拭って食べたいと思い直しました。やっとこの精神性まで辿り着いた感じです。
ヨーロッパの人たちは、お皿に残ったものを、パンで上手に拭って食べます。その部分も食文化だと思います。日本人が米一粒残さない感覚と同じです。