広島の修行中、節約のため自炊が多いです。最初は一汁一菜を心掛けていましたが、最近は忙しく、納豆ご飯と味噌汁に変わっていきました。
ご飯には上野長一さんの”いろいろ米”を入れて、雑穀にして食べています。(これはルヴァンの上田店で購入しました)
■いろいろ米 説明———-
赤米、黒米、緑米などを含む約60品種の米を混植して育てたお米です。
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この”いろいろ米”が、師匠から教わった”メテイユ(meteii)”に近いかもと思いました。
■メテイユ
フランス北部に、ライ麦と小麦を半々ぐらいで焼いたパンがあります。それが生まれた背景が面白いです。
寒いとライ麦がよく育ち、暖かいと小麦がよく育ちます。気候は読めないので、その2種のタネをあらかじめ半々に混ぜて育てます。寒ければライ麦が多く取れ、暖かければ、小麦が多く取れます。昔の人の知恵には驚かされます。
そのごちゃ混ぜのライ麦と小麦をそのまま収穫して、パンにしたものがメテイユです。
(中国新聞 2013.5.9 田村さんより抜粋)
美味しさも大事だとは思うのですが、自然に寄り添う”食”が大事なんだと僕は思います。