ヒトツブコムギの今

トルコの小麦の収穫時期は7月末から8月初旬。長野県のタイミングと同じぐらいでした。そのため、訪れた8月末にはすべての収穫は終わっていました。ただその角に残るヒトツブコムギを発見しました。

持ってみると軽く、中身がないような印象です。テンパーニュがメインで使っている現代品種のゆめかおりやシラネコムギと比べもその差はすぐに分かりました。

背は80cmほど。調べた限り背が高いと思っていたのですが、ここは背がとても低かったです。角に残された小麦だったからか、土地が痩せているからなのか、たまたまそういう時期だったのか、もう少しフィールドワークを重ねる必要がありそうです。

滞在している農家さんでは大型のトラクターで刈り取ります。今年は4トン収穫したそうです。収穫した4トンのヒトツブコムギは町のマーケットや近所や知り合い用とのことでした。20%は製粉して、残り80%は挽き割り小麦にして食べます。
昔は家畜の餌だったとも聞きます。今やスーパーフードとされるヒトツブコムギ。時代によって違う価値観は、全粒粉やサワードウのパンが見直されているのと同じです。

テンパーニュの手伝いは、収穫したヒトツブコムギを家族と一緒に高床式倉庫に運ぶことでした。ワイヤーで吊り、底の見えない大きな木の箱に入れています。

ここでヒトツブコムギを食すのが楽しみです。